「ツギツナグ」ブログの由来について。
こんにちは!!
現代の百姓を目指している橋本和明です^^
ブログの名前を「ここに住みたい。」から「ツギツナグ」に変更しました。今日はこの名前に込めた思いについて書こうと思います。
目次
荻ノ島について
名前の由来に関係しているので、まずは荻ノ島。そしてぼくが移住したきっかけについて。
ぼくは新卒1年目、大学を卒業して就職をせず、この荻ノ島という地域に移住しました。今はインターンという身分ですが、インターン期間が終わっても荻ノ島に住むつもりです。
以前書いた記事【新潟・移住】新卒1年目、大学を卒業して就職をせず、ぼくが荻ノ島に住み始めた理由 -にも少し書きましたが荻ノ島は現在70人の小さな集落です。ですが、かやぶき屋根のある集落で、春には田植え、夏にはホタル、秋には稲刈り、冬は雪といった日本の原風景のような場所です。
地域のお母さん方は80歳を超えても現役で畑や藁細工、菅笠をつくる知恵、技を持つ元気なお母さん方です。ぼくはこの夏にお母さんたちの聞き書き集を作るインターンに参加していました。
お母さん方にはとてもよくしていただき、話の中からも荻ノ島のことが好きだということがすごくわかりました。でも話を聞いていく中でぼくはすごく悲しくなってきました。それは「このままではお母さん方の知恵はなくなる」と気づいてしまったからです。
誰かが継がないとこの知恵や技はなくなってしまう。それも5年や10年先では多分もう遅い。何故だかはわからないけこの知恵や技はなくしてはダメな気がする。そうぼくは思いました。
お母さん方は冬には3mも雪が詰まるこの山奥で80年以上自然と共存して生きてきました。この生きる知恵がなくなれば、もしぼくたちが都会で生活できなくなったときに、この環境でどう生きていくのか、どう自然と共存していくのか。対話をしてこなかったぼくたちにはわからないことだと思います。
無くしてしまえば取り戻せない。誰かがやる?でも誰もいないよ?気づいた自分がやらないと。それに好きになったお母さん方が愛したこの土地と知恵・技をなくしたくないなという気持ちで、ぼくは移住を決めました。
はじめは「ここに住みたい。」お母さんたちと技を学びながら過ごしていきたい。その思いだけでしたが、移住して1か月。そんな自己満足な理由だけでは何も達成されず、集落のためにも自分のためにもならない。と気付いたので名前を「ツギツナグ」に変更しました。
言葉に込めた意味
ツギ
「継」
先にも書いた通り、荻ノ島には藁細工や菅笠づくりなど、技を持ったお母さんやお父さん方がいます。でもこれもこのまま放置しておくと20年後には恐らくなくなっています。この知恵や技を継ぐついう意味を込めました。
「次」
荻ノ島にも少しづつ移住者が増えてきていますが、今集落としてやっていけているのは荻ノ島の方々が頑張って実績や関係性を築いてきたから。それがこの先もなくなってしまわないように次の世代へ繋げる。という意味を込めました。
「注」
ぼくはコーヒーを淹れます。今まで自分の友達や大切な人たちに沢山淹れさせてもらいました。そしてこれから荻ノ島を訪れてくださった方にも淹れていきたいと思っています。いずれはカフェというかたちで落ち着いてコーヒーを注げる環境を整えていきたいと思っています。
ツナグ
「繋ぐ」
荻ノ島には年間を通してたくさんの人が訪れます。ですが若者は少ないです。ただ、次の時代を作っていかないといけないのはぼくたち若者です。だからそんな若者と地域を繋ぐという意味を込めました。
まだブレブレで、力不足なところばかりですが、このブログの名前に負けないように頑張っていきたいと思います。好きな人の笑顔を守っていけるように。
橋本和明
p.s.
今日やっと貸してもらっている畑の草刈りをしました。これから耕していきます!!この土地もいいかたちで次へ繋げていく。