卒業式に行くよりも大切なこと

卒業式に行きますか?
  
大学生の皆さんはもうそろそろ卒論も出して、あとは卒業式という方も多いんじゃないでしょうか?
 
率直に、卒業式でますか?出る方は何のために出ますか?
 
ぼくは出ませんでした。正直あまり卒業式に出る意味が分からなかったのと、その時にもっと行きたい場所があったからです。
  
ぼくはみんなが卒業式の日は「村・留学」というプログラムで高知県の本山という地域にいました。
 
みんなが卒業式に出てるときは鹿を捌いていました。
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正直、大学でぼくは馴染めてませんでした。まあ大学に限った話ではないですが。
 
村・留学というプログラムはぼくが参加した感じでいうと、同じような境遇の仲間が集まっているかなあという感じです。
 
これからの社会とか、自分の人生とか、周りから少し浮くぐらい考えていたり、一般的な進路に流されたくないってもがいていたりして、だからあまり学校で馴染めてないような人。
 
そんな仲間たちと8泊9日間、一緒にご飯を作ったり、夜は1時間を超えて毎晩真剣に話し合ったり、滞在している地域の方から人生の話を聴いたり。
 
濃密な9日間でした。卒業式いかなくてよかったと思いました。
 
時間は有限だから一般論に流されず自分のしたいように使うべき、という話もありますが、それ以上に、自分が選択した時間の先での出会いは、また次の繋がりや発展をみせることが多いです。自分でつかみ取ったものは大切にしようとするのが人間ですから。
 
高知県はとても面白い場所でした。高知という土地は四国の端にあるので行こうとしなければ通ることもない場所。そして滞在した場所は高知の中でも山奥。こんな絶景が見える場所。f:id:kokonisumitai:20180120180934j:image
 
ここにぼくより少し年上の矢野大地君が移住して面白いことをいろいろと仕掛けています。正直ぼくは卒業式をさぼってでもこの矢野大地君に会いたくて来ました。
 
村・留学は本当にいいプログラムだなあと思います。ぼくは村・留学に出会って、そこで同じ価値観を持つ仲間にやっと出会えて、いろんな話をして、そしていま大阪から新潟に移住してきました。
 
村・留学で仲間たちに出会えていなければ、いまぼくはここにいないだろうなあと思います。f:id:kokonisumitai:20180120181013j:image
 
そして参加して終わりではなく、村・留学の仲間とは今も繋がっていて、何人もぼくの家に遊びに来てくれてます。何か助けてほしいことがあったときは助け合ったりして、これからの社会を生きる上での強力な仲間になりました。
 
これは本当に心強いです。あまり同じ価値観を持つ人に出会えなくて、反対されることのほうが多かったり理解されなくて、自分の考えに自信を持てなかったけど、仲間ができて、仲間も頑張ってるから頑張ろうとか刺激をもらえて頑張れるようになりました。
 
卒業式に行くのに興味がなくて、大学で浮いてるなあと思うそこのあなた。
 
この問い掛けはめちゃくちゃ限定的かもしれませんが、ぜひ村・留学に行ってみてください。
 
書類審査もありますが、書類審査があるからこそ滞在先では濃密な話し合いができるし、これからの仲間もできます。
 
卒業式に行くより濃密な時間を過ごす、大切なことはあるはずです。
 
 臨めば未来はそこにある。
 
 
橋本和明
 
 
 
 
 

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