地域おこし協力隊や大学の地域実習が失敗する理由
こんにちは^^
ツギツナグ橋本和明です!
雪が降っても逃げ出したくならない理由
移住してきて毎日雪が降ると「橋本くんこんな雪降ったら嫌にならない?」
少し会っていなかった人からは「少し見なかったから雪が嫌になって帰っちゃったのかと思ったよ」なんてことまでよく言われます 笑
たしかに5日間くらい降り続いたときはさすがに少し辛かったですが、帰りたいとはまったく思わないです。
でも、地元の人で「こんな雪あって大変なとこによく来たね~」といわれることがあります。その人にとっては信じられない気持ちと、少しマイナスな感情があるのかもしれません。
この違いってなんなんだろうな~と考えたらある答えが出ました。
それは「積極的選択をしているか否か」ということです。
ぼくは都会にこれまで住んでいて、その上で「選択して」この地に来ています。なので満足度や納得度が高く、少しつらいことがあっても耐えられる。自分で選択しているから。
ですが、地元の方は選択をすることなくこの地で生まれ他ので、この地を離れるまでは毎年雪かきをする仕事が付きまとう。
状況としては同じですが、気持ち的な問題ですね。ですので地元の方でもその状況を受け入れて楽しそうにしている方もたくさんいます。
好きだからここにいる。結局は「好き」がないといけないということだと思います。
地域おこし協力隊・大学の地域実習も同じ
地域への移住・定住・関係人口という点で考えたときに、この話は地域おこし協力隊や大学の地域実習でも同じことでしょう。
地域おこし協力隊という制度は2009年から始まった制度で、当初31自治体89人から始まったものが今では886自治体3978人にまで増えています。
ですが聞くところによると、近年は3年の任期の1年目で30%の人が離脱していると聞きます。
原因は「とりあえず協力隊を募集しとこう」という地域が増えたことや「3年で辞められるから」という理由で入隊する協力隊の人がいるからかもしれません。
つまりは「協力隊」があるから。それ以上でも以下でもない。
なので「協力隊」ではなくなるとそこにいる理由はなくなる。
どういった目的で協力隊を募集しているかにもよりますが、その人に移住してほしいという前提の募集な効果は低いでしょう。消費し合う関係で3年過ごすことになります。
もちろん協力隊として入って、地域の方と仲良くなったり、好きになったりして地域に移住する方もたくさんいるので、地域の方の受け入れ、そして協力隊の方の気持ちが合うかによります。
「仕事があるから」で入ったら、地域であっても転勤がなくなったらそこに住む理由がなくなる会社員と変わらないですね。
マッチングがやはり大切ということですね。
また、地方創生が掲げられ全国の大学が地域連携や地域おこしを目的とした学部を新設しています。その課程の多くにある地域実習ですが、あまりいい話を聞くことは少ないです。
ぼくの知る世界が狭いだけかもですが、地域おこし協力隊と同じで「実習だから来ている」という範疇から抜け出さなければ、ただ一時的に学生が来て地域をわしゃわしゃさせることになります。まあそのわしゃわしゃが重要な場合もあるんですが・・・
まとめ
結局は「仕事だから」「学校だから」ではなく「好き」や「続けたい」となるような積極的選択をとれるように心をどうかえていくか。導くか、そういう人とマッチングするかということのように思います。
やっぱり「好き」って大切。
橋本和明